2009年09月23日
アームチェア
会社でそれなりのポストに就いてる私は日々多忙な日々を送っていた。
先日後輩が、秋の大型連休に家族とキャンプに言ってきたという話をしているのを聞き、
そういえばここ数年、家族サービスといえるような事をしていなかったと思い、なんとか時間を作って家族でキャンプにやってきた。
ちょうど紅葉の時期の北関東の山中にあるキャンプ場はけっこう混んでいた。
息子が喜ぶ姿を期待していたのだが、家から持ってきた携帯ゲームに夢中だ。
何か言ってやろうと思ったが、少し考えて、なんと言ったら良いか言葉に詰まる。
何しろ私自身がさっきから何度も携帯で仕事の電話をしているのだ。
何も息子の事は言えはしない。
周りの家族はどこも楽しそうだ。
そんな姿を見て、こんな雰囲気になるなんて最初から分かってたんだから来なければ良かった。と少し思う。
普段ろくに家族と顔も合わせないのに、キャンプに来たからといって急に仲良くなるわけがないのだ。
しかし妻だけはやけに嬉しそうに、食事の準備をしたり、川の水がキレイだの紅葉が素晴らしいだの言っているが、私も息子もチラリとも見ずに「そうだね」と、適当な生返事ばかりしている。
そして間も無く日が傾いて夕方になり、本格的に「キャンプに来なければ良かった」と思いはじめていた頃、
周りでキャンプをしている人達がざわざわしだす。
すると妻も「うわあ」とすっとんきょうな声を出したので、なに事かと振り返ると、妻は山のほうを向いている。もう一度振り返り私もそちらの方向を見てみた。
私の目に飛び込んできたのは、紅葉でおおわれた山に夕日があたって、山全体が黄金色に輝いてる姿だった。
風に吹かれた銀杏の葉がキラキラと舞い、まるで山が光の衣を纏ったようだ。
私は携帯をほったらかして、ただ呆然とその景色を眺めていた。
息子もゲームをほったらかして同じ景色を見ていた。
とても長く感じたが、ほんの数分の出来事だったかもしれない。
ふいに目頭が熱くなるのを感じた。
そうしたら息子が「あーパパ泣いてるー」と囃し立ててきて、気恥ずかしさで、「バカッ埃が目に入っただけだっ」とむきになったら
妻が「アハハハ」と笑った。
そうしたら息子も「アハハハ」と笑った。
つられて私も「アハハハ」と笑った。
その後は、さっきまでのぎこちなさが嘘のように、3人とも笑顔で夕飯の準備をして、
この日の為に妻が選んだソファ型のアームチェアに息子と並んで座って、
みんなで作ったカレーを食べた。
ご飯は少し焦げてたし、カレーもかなり水っぽかったけど、それはとてもとても美味しいカレーだった。
キャンプにはそんな小さな魔法があるのかもしれない。
そんな魔法のお手伝いをしてくれるのが、
ALPINE2人掛け収束チェア
手前の赤いのはコールマンの収束型アームチェア
これは2個持ってます。
全てBBQ時代にスポーツオーソリティーで購入。
座り心地は良いのですが、深く腰掛ける事しかできないので、テーブルでの食事には向きません。
高さを微調整できるテーブルと合わせればいけるかも?
そういえばコールマンの2人掛けチェアはカタログにも載って無いし、存在しないのかと思ってたけど、最近スポーツオーソリティーで売ってるのを発見。
秋冬の新作なのかな?
先日後輩が、秋の大型連休に家族とキャンプに言ってきたという話をしているのを聞き、
そういえばここ数年、家族サービスといえるような事をしていなかったと思い、なんとか時間を作って家族でキャンプにやってきた。
ちょうど紅葉の時期の北関東の山中にあるキャンプ場はけっこう混んでいた。
息子が喜ぶ姿を期待していたのだが、家から持ってきた携帯ゲームに夢中だ。
何か言ってやろうと思ったが、少し考えて、なんと言ったら良いか言葉に詰まる。
何しろ私自身がさっきから何度も携帯で仕事の電話をしているのだ。
何も息子の事は言えはしない。
周りの家族はどこも楽しそうだ。
そんな姿を見て、こんな雰囲気になるなんて最初から分かってたんだから来なければ良かった。と少し思う。
普段ろくに家族と顔も合わせないのに、キャンプに来たからといって急に仲良くなるわけがないのだ。
しかし妻だけはやけに嬉しそうに、食事の準備をしたり、川の水がキレイだの紅葉が素晴らしいだの言っているが、私も息子もチラリとも見ずに「そうだね」と、適当な生返事ばかりしている。
そして間も無く日が傾いて夕方になり、本格的に「キャンプに来なければ良かった」と思いはじめていた頃、
周りでキャンプをしている人達がざわざわしだす。
すると妻も「うわあ」とすっとんきょうな声を出したので、なに事かと振り返ると、妻は山のほうを向いている。もう一度振り返り私もそちらの方向を見てみた。
私の目に飛び込んできたのは、紅葉でおおわれた山に夕日があたって、山全体が黄金色に輝いてる姿だった。
風に吹かれた銀杏の葉がキラキラと舞い、まるで山が光の衣を纏ったようだ。
私は携帯をほったらかして、ただ呆然とその景色を眺めていた。
息子もゲームをほったらかして同じ景色を見ていた。
とても長く感じたが、ほんの数分の出来事だったかもしれない。
ふいに目頭が熱くなるのを感じた。
そうしたら息子が「あーパパ泣いてるー」と囃し立ててきて、気恥ずかしさで、「バカッ埃が目に入っただけだっ」とむきになったら
妻が「アハハハ」と笑った。
そうしたら息子も「アハハハ」と笑った。
つられて私も「アハハハ」と笑った。
その後は、さっきまでのぎこちなさが嘘のように、3人とも笑顔で夕飯の準備をして、
この日の為に妻が選んだソファ型のアームチェアに息子と並んで座って、
みんなで作ったカレーを食べた。
ご飯は少し焦げてたし、カレーもかなり水っぽかったけど、それはとてもとても美味しいカレーだった。
キャンプにはそんな小さな魔法があるのかもしれない。
そんな魔法のお手伝いをしてくれるのが、
ALPINE2人掛け収束チェア
手前の赤いのはコールマンの収束型アームチェア
これは2個持ってます。
全てBBQ時代にスポーツオーソリティーで購入。
座り心地は良いのですが、深く腰掛ける事しかできないので、テーブルでの食事には向きません。
高さを微調整できるテーブルと合わせればいけるかも?
そういえばコールマンの2人掛けチェアはカタログにも載って無いし、存在しないのかと思ってたけど、最近スポーツオーソリティーで売ってるのを発見。
秋冬の新作なのかな?
Posted by ちいたろ at 19:41│Comments(0)
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